2005年のユニット結成以降、着実に拡大を続けるロック・モンスター、GRANRODEO。楽曲の素晴らしさはもちろんだけど、彼らがもっとも光り輝くのはステージ上だ。今年は大規模なツアーをはじめ、野外ステージや『Animelo Summer Live』を、そのハイパー・アクティブなパフォーマンスで制してきた彼ら。『ランティス祭り』という大規模で野外というステージを前に、そしてGRANRODEOを生んだランティスが10周年を迎え、2人の“愛すべきSTUPID”は何を思うのか?
KISHOW GRANRODEOとか音楽活動っていうのがほぼランティスなので、僕のなかでの違いっていうのは、音楽畑な人との接点があるミュージシャンっていうのと、アニメーションの業界との接点が多い声優っていうのがいちばんデカい。本当に違う世界なんだなって思いますね。
e-ZUKA 20代のころから伊藤(善之副社長)さんと付き合いが長くて、そこで培ってきたものがあるので、ほかに活かしている感じですよね。ほかとの違いというよりは、ともに成長してきた感じがあります。でもGRANRODEOやるようになって、そうやって表に立つ人の大変さはわかりましたけど。そういう人の気持ちがやっとわかりました(笑)。
──ではランティスでのキャリアのなかで、特に思い出深い出来事とかありますか?
KISHOW GRANRODEOを始めた2005年の「やろう」って決まったころよりも、ちょっとずつ着実に大きくなっているなってということですね。スタッフもほとんどいっしょですから、始まったときから。“RODEOSTAFF”っていうぐらいの、ランティスはじめ俺とe-ZUKAさんもサポメンもメイクさんもスタイリストさんもアートディレクターも、いっしょにやってきてるのが味わえているのが何より印象深いことであるんです。それは現在進行形なんですけど、僕は印象深い部分であり、いちばん楽しいことではあるんですけど。
e-ZUKA 考えてみるとよくやってきたなと思って。偉いなあ(笑)。曲を作ったりするときっていつも思うんですよ、「世の中にこんなに曲がいっぱいあって、なんで俺だけ曲ができないんだろう」って。こう夜中になんにもできなくて、コンビニにひとりで歩いていくときに空を見上げて(笑)、泣きたくなるんですよ。それがもう十何年ずっと続いていて、この精神状態でよく続いたなとか。「そういうのでもいいよ」って言ってくれる人が近くにいるからやってこれたんだろうな。あとやっぱりいちばん思い出深いのは、グランで初ワンマンやったとき。
KISHOW あー、そうだね。
e-ZUKA さすがにね、グっときましたね。その前はキャラソンとかを作っていて、そのときはすごくいろいろ思いを込めたりとか、自分がこう成長していきたいなとか、常に新しいものをいいものを作ろうと思ってるじゃないですか。でもそれって、そのあとはわからないですから。それがどうなっていくのかわからなくて、どんどん自分が消費されてるような、「あれ、こないだの曲は? 思い出にもうちょっと浸っていたいのに」みたいになるじゃないですか(笑)。で、それを集めたライブみたいなのを見に行ったことがあって、そのときに自分の曲をお客さんが合唱しているときがあって。それで救われた、報われた感じがあって。それがGRANRODEOだと今度は自分のやつだから、もっと救われたような、こんなに期待してくれている生身の人間がいたんだなって、そういうのが感慨深かったですね。
──さて、そんな10周年を迎えたランティスが開催する『ランティス祭り』に出演されます。大規模な野外フェスというスタイルになりますが……。
KISHOW 自分らが思っている以上にランティスってすごいんだなって思いました(笑)。すごいなあ!って。
e-ZUKA 来るお客さんもすごいなって思いますね。多分よっぽどのことがないと1組のために来たりしないから、みんな好きなんだろうなって。『アニサマ』でも感じたけど、アニソンが好きなんだなっていうのは思いましたね。
──それこそ同タイプのフェスだと先日の『アニサマ』かなと思うんですが、あの日集まった人たち全員がRODEOBOY&RODEOGIRLではなかったじゃないですか。そのうえで、GRANRODEOに対する歓声に、信頼感のようなものがあったと感じたんですよね。
KISHOW 去年は1発目なんで、「新人ですヨロシク! 名刺代わりに!」という感じで、ちょっとイキ気味でいった。今度は多少タイアップ2曲ということで新しめのをやったんですけど、去年もあって多少アウェー感は薄れたと思いました。余裕をもってできたような気がします。
──去年はアウェー感を感じていたんですか(笑)?
KISHOW それは多分自分の弱い心が生み出す魔物だと思っていて(笑)。今年は僕的には去年ほどはなかったな、ちゃんと馴染めてんじゃねえかなっていう(笑)。ほかのファンの人たちにも終わったあと聞いたりすると、「去年より良かった」というのもあったりするんで、「あ、よかったなあ」って思った次第ですね。
──一方で今年は東京と大阪で野外ライブを経験されていますよね。先日の日比谷野音を拝見させていただいて、フィジカルな部分が前面に出た素晴らしいステージだったなと。野外にも対応している感というか。
KISHOW GRANRODEOはできちゃうんですねえ(笑)。日比谷のサラリーマンにも好評でしたからね、聞くところによると(笑)。ラジオ(WEBラジオ『GRANRODEO 愛すべきSTUPID』)をやってるんですけど、スタッフさんがK-1か何かを見に行ったときに、隣に座っていた人がぜんぜん知らない人だったらしいんですけど、どうやら話を聞くと日比谷にお勤めのサラリーマンさんらしくて。もう近年稀に見る、「あいつらいくよ、きっと」って話しているを隣で聞いたらしいんですよ。
e-ZUKA 「RODEOなんとか」って言ってたらしい(笑)。逆になっちゃった。
KISHOW 「RODEOなんとか、売れるよ」って言ってたらしい(笑)。
e-ZUKA CD屋で探せないね…。
KISHOW っていうところでも好評を博していたらしいです。手応えもありましたし。ある種内弁慶なところがあるみたいなんですけど、自分たちだけのライブはかっ飛ばせる。けど、『アニサマ』初参戦ときみたいなこともある(笑)。さっき仰ってくれたけど、野外のイメージもアリだなって思ってくれたのは、アニソンやってんだけどそうじゃないところでも通用したい願望みたいな(笑)、それが実を結んだのかなって思いますけどね。
──さて『ランティス祭り』に向けて、野外をやるにあたって気をつけるところはありますか?
e-ZUKA 意外に寒いと思うので、あまり薄着すぎないほうがいいと思います。
──それはお客さんに対してですね(笑)。
e-ZUKA やってるほうは暑いと思いますけど。あとはなんだろうな……渋滞するかもしれないから(笑)。
KISHOW 野音でも感じたんですけど、野外ならではのみたいなのもあるんですよね。明るければ明るいならではの良さっていうもあって。自分のなかのテンション次第なのかなって。それをバッチリ上げて楽しみたいなっていうところだけなんですけどね。
──野音だと演出も含めてなんですけど、だんだんと日が暮れていく光景というか。あれはテンションが上がりますよね。
KISHOW きました。お客さんも変わっていくんですよね、それで。見ていてそれは感じましたよね。まだ上がるわって。
──では『ランティス祭り』に来場される、GRANRODEOを見たことのない人に向けてGRANRODEOのここを見てくれ!というポイントがあれば教えてください。
e-ZUKA DVDを買ってくれ(笑)。
KISHOW まずそこに尽きますね(笑)。4人編成でずっと、ライブでいうとサポート・メンバー2人に手伝っていただいたりして、ライブは固定して何年もやってるんで、同じメンバーでね。そこでの最小限の4ピースですよ。バンド感みたいなところが魅力というか、伝わればとてもそれが好きな人は楽しめるでしょうし、「おっ」って思ってもらえる人もいると思うのでそこを見てほしいですね。見てほしいというか伝わればいいと思いますけど。
e-ZUKA 本当に内弁慶でね、知らない人がいるとなかなか実力を発揮できないんですよ(笑)。人見知りも激しいので、「この人知ってる!」っていう顔で見ていただけると、わりといいライブができる(笑)。
KISHOW しかも『アニサマ』のときより、野外だから顔も見れる(笑)。
e-ZUKA なるべくまんべんなく顔を見て(笑)。きっといいライブが見れると思います。
e-ZUKA 誕生日:2月22日 出身:新潟県
KISHOWボーカルとe-ZUKA(ギター)の2人から成るユニット。2003年放送のアニメ『君が望む永遠』にて、KISHOWが演じる鳴海孝之のキャラクター・ソング「未完成のGUILTY」にてe-ZUKAが作曲を手掛けたことが切っ掛けに、2005年にシングル「Go For It!」でデビューを果たす。KISHOWのパワフルなボーカルや独特な歌詞世界、e-ZUKAのハードロッキンな楽曲とテクニカルなギター・プレイが注目を集め、今年7月には大阪城音楽堂、日比谷野外音楽堂でのライブも成功させた。
GRANRODEO
☆インタビュー/文:澄川龍一
──99年に産声をあげたランティスでお2人が出会われたのが、2003年のアニメ『君が望む永遠』でした。それを経て2005年にGRANRODEOがスタートするわけですが、ランティスでやっていてそれ以前と違ったと印象はありましたか?
e-ZUKA 20代のころから伊藤(善之副社長)さんと付き合いが長くて、そこで培ってきたものがあるので、ほかに活かしている感じですよね。ほかとの違いというよりは、ともに成長してきた感じがあります。でもGRANRODEOやるようになって、そうやって表に立つ人の大変さはわかりましたけど。そういう人の気持ちがやっとわかりました(笑)。
──ではランティスでのキャリアのなかで、特に思い出深い出来事とかありますか?
KISHOW GRANRODEOを始めた2005年の「やろう」って決まったころよりも、ちょっとずつ着実に大きくなっているなってということですね。スタッフもほとんどいっしょですから、始まったときから。“RODEOSTAFF”っていうぐらいの、ランティスはじめ俺とe-ZUKAさんもサポメンもメイクさんもスタイリストさんもアートディレクターも、いっしょにやってきてるのが味わえているのが何より印象深いことであるんです。それは現在進行形なんですけど、僕は印象深い部分であり、いちばん楽しいことではあるんですけど。
e-ZUKA 考えてみるとよくやってきたなと思って。偉いなあ(笑)。曲を作ったりするときっていつも思うんですよ、「世の中にこんなに曲がいっぱいあって、なんで俺だけ曲ができないんだろう」って。こう夜中になんにもできなくて、コンビニにひとりで歩いていくときに空を見上げて(笑)、泣きたくなるんですよ。それがもう十何年ずっと続いていて、この精神状態でよく続いたなとか。「そういうのでもいいよ」って言ってくれる人が近くにいるからやってこれたんだろうな。あとやっぱりいちばん思い出深いのは、グランで初ワンマンやったとき。
KISHOW あー、そうだね。
──さて、そんな10周年を迎えたランティスが開催する『ランティス祭り』に出演されます。大規模な野外フェスというスタイルになりますが……。
KISHOW 自分らが思っている以上にランティスってすごいんだなって思いました(笑)。すごいなあ!って。
e-ZUKA 来るお客さんもすごいなって思いますね。多分よっぽどのことがないと1組のために来たりしないから、みんな好きなんだろうなって。『アニサマ』でも感じたけど、アニソンが好きなんだなっていうのは思いましたね。
──それこそ同タイプのフェスだと先日の『アニサマ』かなと思うんですが、あの日集まった人たち全員がRODEOBOY&RODEOGIRLではなかったじゃないですか。そのうえで、GRANRODEOに対する歓声に、信頼感のようなものがあったと感じたんですよね。
KISHOW 去年は1発目なんで、「新人ですヨロシク! 名刺代わりに!」という感じで、ちょっとイキ気味でいった。今度は多少タイアップ2曲ということで新しめのをやったんですけど、去年もあって多少アウェー感は薄れたと思いました。余裕をもってできたような気がします。
──去年はアウェー感を感じていたんですか(笑)?
KISHOW それは多分自分の弱い心が生み出す魔物だと思っていて(笑)。今年は僕的には去年ほどはなかったな、ちゃんと馴染めてんじゃねえかなっていう(笑)。ほかのファンの人たちにも終わったあと聞いたりすると、「去年より良かった」というのもあったりするんで、「あ、よかったなあ」って思った次第ですね。
──一方で今年は東京と大阪で野外ライブを経験されていますよね。先日の日比谷野音を拝見させていただいて、フィジカルな部分が前面に出た素晴らしいステージだったなと。野外にも対応している感というか。
e-ZUKA 「RODEOなんとか」って言ってたらしい(笑)。逆になっちゃった。
KISHOW 「RODEOなんとか、売れるよ」って言ってたらしい(笑)。
e-ZUKA CD屋で探せないね…。
KISHOW っていうところでも好評を博していたらしいです。手応えもありましたし。ある種内弁慶なところがあるみたいなんですけど、自分たちだけのライブはかっ飛ばせる。けど、『アニサマ』初参戦ときみたいなこともある(笑)。さっき仰ってくれたけど、野外のイメージもアリだなって思ってくれたのは、アニソンやってんだけどそうじゃないところでも通用したい願望みたいな(笑)、それが実を結んだのかなって思いますけどね。
──さて『ランティス祭り』に向けて、野外をやるにあたって気をつけるところはありますか?
e-ZUKA 意外に寒いと思うので、あまり薄着すぎないほうがいいと思います。
──それはお客さんに対してですね(笑)。
e-ZUKA やってるほうは暑いと思いますけど。あとはなんだろうな……渋滞するかもしれないから(笑)。
KISHOW 野音でも感じたんですけど、野外ならではのみたいなのもあるんですよね。明るければ明るいならではの良さっていうもあって。自分のなかのテンション次第なのかなって。それをバッチリ上げて楽しみたいなっていうところだけなんですけどね。
──野音だと演出も含めてなんですけど、だんだんと日が暮れていく光景というか。あれはテンションが上がりますよね。
KISHOW きました。お客さんも変わっていくんですよね、それで。見ていてそれは感じましたよね。まだ上がるわって。
──では『ランティス祭り』に来場される、GRANRODEOを見たことのない人に向けてGRANRODEOのここを見てくれ!というポイントがあれば教えてください。
e-ZUKA DVDを買ってくれ(笑)。
KISHOW まずそこに尽きますね(笑)。4人編成でずっと、ライブでいうとサポート・メンバー2人に手伝っていただいたりして、ライブは固定して何年もやってるんで、同じメンバーでね。そこでの最小限の4ピースですよ。バンド感みたいなところが魅力というか、伝わればとてもそれが好きな人は楽しめるでしょうし、「おっ」って思ってもらえる人もいると思うのでそこを見てほしいですね。見てほしいというか伝わればいいと思いますけど。
e-ZUKA 本当に内弁慶でね、知らない人がいるとなかなか実力を発揮できないんですよ(笑)。人見知りも激しいので、「この人知ってる!」っていう顔で見ていただけると、わりといいライブができる(笑)。
KISHOW しかも『アニサマ』のときより、野外だから顔も見れる(笑)。
e-ZUKA なるべくまんべんなく顔を見て(笑)。きっといいライブが見れると思います。
GRANRODEO プロフィール
KISHOW
誕生日:8月11日
出身:山口県
e-ZUKA
誕生日:2月22日
出身:新潟県
KISHOWボーカルとe-ZUKA(ギター)の2人から成るユニット。2003年放送のアニメ『君が望む永遠』にて、KISHOWが演じる鳴海孝之のキャラクター・ソング「未完成のGUILTY」にてe-ZUKAが作曲を手掛けたことが切っ掛けに、2005年にシングル「Go For It!」でデビューを果たす。KISHOWのパワフルなボーカルや独特な歌詞世界、e-ZUKAのハードロッキンな楽曲とテクニカルなギター・プレイが注目を集め、今年7月には大阪城音楽堂、日比谷野外音楽堂でのライブも成功させた。
■GRANRODEO Official Website
■Lantis website:GRANRODEO
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