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■澄川龍一

クライマックスを迎えるアルバム終盤に用意された、まさにハイライトだ。限界速度ギリギリまで引き上げたBPM、艶やかに散りばめられたストリングス、すべてを凍りつかせるようなシンセの調べ、息つく暇のないサビメロと、イントロからラストまですべてがパーフェクトな水準で完成された名曲だ。

■冨田明宏

ここまで激しくドライヴするストリングスのパッセージは、やはり何度聴いても衝撃的だ。アクセントの置き方、難所でのテクニックの見せ方は勿論、楽曲のバックにもフロントにもまわる、その機敏なサウンド・コントロールはもはや職人芸。汲めども尽きぬ美旋律と、縦横に激走するメロディ。その目まぐるしいスピードをシッカリと捕らえながら、涙するほどに感情を乗せる事が出来るのが、茅原実里という歌い手だ。「君がくれたあの日」は、茅原の秘めたる可能性に挑んだクリエイターと、見事に応えて見せた彼女による、奇跡の結晶である。

■仲上佳克

セカンドシングルは「純白サンクチュアリィ」と並ぶ、いや、もしかしたらそれ以上かもしれない大作となりました。アルバムの終盤を飾るのに、これ程ふさわしい曲はないともいえます。もはや余計な言葉は必要ないでしょう。茅原さんにとっても、ファンひとりひとりにとっても、とても大切な宝物となったこの曲を聴けば、きっと胸が熱くなるはず。「君がくれたあの日」がこの位置に来たことにより、「Contact」は最高のクライマックスを迎えられました。

■永田寛哲

音楽活動再開第2弾シングルとして発表された楽曲。これまでの楽曲解説でも繰り返し述べてきた、“トランス・ビート×ストリングス×クリスタルボイス”という茅原の音楽性を確立させた1曲でもあるだろう。楽曲構成は組曲のようなスケールを感じさせ、聴き手はそのドラマチックかつ壮大なサウンドの中で、心地良い陶酔を味わうことになる。また、アルバム的にもクライマックスという位置付けであり、ここでテンションのピークを迎える。

■前田久

アニメロサマーライブ2007でも披露され、聴衆の度肝を抜いた歌手活動再開後2枚目のシングル。菊田節全開の超速トランス・ナンバーで、テンションをぐいぐいと引き上げていくストリングスと、それに押し負けない飯塚昌明(ex.GRANRODEO、栗林みな実and more…)のソリッドで素晴らしいギターワーク、そして何より、速度も音の高低の激しさも気にしない、堂々とした茅原の歌いぶりが圧巻。いささか気恥ずかしいが、歴史にその名を刻む、掛け値なしの大名曲である、とこの場を借りてあらためて断言しておきたい。

■水上じろう

リズムじゃなく、メロディーが生み出す疾走感!!
ライヴで聴きたい、リスタート2ndシングル。
もしも打ち込みじゃなかったら、走らないのは至難の業。
ぼくらのハートも走りだす。
PPPHはいらない。

絶望からは希望しか生まれない、という歌。

■渡邊純也

「新曲が出来ました」とラジオの現場で一足早くこの曲を聴かせて
もらった時の衝撃を今でもはっきりと覚えている。
まるでクリスタルが弾けるようなイントロが作り出した幻想の中、
空間に迎え入れられるようにして聴こえてきた歌声は優しくて切ない。
楽曲は疾走感あふれるAメロにのせて主人公の物語が語られる。
いくつかの言い訳を並べて葛藤の中に答えを見つけようとする主人公は、
やがてこの痛みの向こうに輝く明日があるという希望に気づく。
曲を聴きながら僕は友人が言ったある言葉を思い出していた。
「どこまで逃げても決して一人になることはできないんだよ」
曲中に登場する《同じ願い》《同じ場所》という歌詞が響いた。
主人公にシンクロして、あの頃を振り返ることができるのは、
きっと君がくれたあの日があるから、だ。
シングルリリースされたこの曲は、希望のフレーズで結ばれる。
《祈りを込めたよ明日への…》−−それは、始まり。

クロスレビュアー

アニソンマガジン(洋泉社)などで執筆中の音楽/アニメ・ライター。

80年生の音楽ライター。アニソンマガジンの企画/メイン・ライターを務める。その他執筆媒体は、CDジャーナル、bounce、クッキーシーン、アニカンR-music等など。音楽ガイドブック制作によく参加したり、BGM監修やコンピの監修も手掛けたり。

フリーライター。各アニメ誌・声優誌等にて幅広く活動中。アニメNewtypeチャンネル内の動画インタビュー番組gammyの必萌仕事人ではメインパーソナリティーを務める。

編集プロダクション・ユービック代表。アニメソング専門誌アニソンマガジン編集長。

82年生。ライター。通称「前Q」。ライトノベル、アニメ、アニソンなどオタク周辺事象について広く執筆中。主な執筆媒体にオトナアニメ、アニソンマガジン(洋泉社)、まんたんブロード(毎日新聞)、ニュータイプ(角川書店)など。

フリー編集者、ライター。B Street Band所属。千葉県市川市出身。

構成作家。涼宮ハルヒの憂鬱 SOS団ラジオ支部、らっきー☆ちゃんねる、らっきー☆ちゃんねる 陵桜学園放課後の机、radio minorythm etc.