澄川龍一
『NEO FANTASIA』という壮大なテーマパークのエントランス・ゲートの役割を持つ、イントロダクション的な一曲。これまであったアルバムのイントロ曲のなかでもっとも開かれた印象を持つ、
ファンタジックな世界へと誘うオーケストレーション。そこで聴かれる茅原実里の歌唱は夢見がちな明るさと同時にガイドとしての頼もしさもあり、
ワクワクするような世界の入口で聴くには打ってつけだ。さて、ここからどのアトラクションに向かおうか……。
冨田明宏
足を踏み入れた途端、これから待ち受けるファンタスティックな体験の数々を予感させるようなファンファーレが高らかに鳴り響く。
あっという間に心奪われてしまう豪華絢爛なオーケストレーションと、夢の世界へと手を引く茅原の多幸感に溢れた歌声。“心躍る感覚”とは、
まさにこのことを言うのだろう。大人も子供も、無心になって“夢”を見ることができる場所。この先には、どんな世界が待っているのだろう。
どんなエンターテイメントで、我々を感動させてくれるのだろう。その期待は、この曲で一気に引き上げられていく。
まさに遊園地のゲートをくぐるときの、あの感覚だ。畑亜貴の紡いだ歌詞は、現実の瑣末な出来事を忘れさせるための呪文のようでもあり、
その言葉に吸い寄せられるように、誰もが笑顔でこのテーマ・パークに足を踏み入れていく。さあ、めくるめく夢物語が今、幕を開ける。
西原史顕
日常から非日常へ。“夢の場所は 誰の中にもあるよ”というフレーズが心強い。茅原実里というアーティストが生み出す作品群は、
常にファンと共にある。喜びや感謝、迷い、不安、悲しみ、何もかもすべての感情を、彼女は一人の人間として音楽で表現してきた。
僕たちは深い部分で互いを分かり合えている。これまでの積み重ねにそう思わせる説得力がある。だから「The immortal kingdom」
は茅原実里がまたも僕らを大きな愛で包んでくれることを容易に想像させる、幸せのプレリュードに聴こえる。
アルバムの入り口に相応しい多幸感に満ち溢れていて、夢の国の扉がゆっくりと開いたその先が、金色の光で包まれていることを確信させるのだ。
吉田尚記
テーマパークに入った瞬間に感じる、画面では体験できない、360度包まれるあの感覚。茅原さんの声のあの包容力!!いきなりふわーっと、外の世界は思い出せない場所に連れて行かれてしまう曲!!
齋藤光二
晴れ渡った青空に高らかに響き渡るファンファーレ。ストリングスやコーラス隊に、フルート、ハープ、ティンパニの音まで聴こえてきます。
ここは夢の国。みんな輝くような笑顔でゲートをくぐって、眩しそうに見上げます。
お出迎えは「天空の歌姫」。塔の頂きで魔法の杖をさっと振ると、キラキラと光の粉雪が降ってきました。
さあ、一緒に楽しもう!ここは喜びと幸せの世界。
NEO FANTASIAは「誰の中にもある夢の場所」。
入り口で感じる駆け出したくなる気持ち、これから始まる幸せな記憶は、純粋な結晶となり、永遠に輝き続けるのです。